田家さんはそのお人柄から拓郎さんは言うに及ばず広島の皆さんにも深く愛され、肉声をそして現存する資料や当時の証言等々を集め・集まり、きめ細かで突っ込んだ取材をなされての執筆だった事でしょう。
随分前に読んで詳細は忘れてしまいましたが
この小説は読み始めた頃「みんな寂しかったんだ」って事を軸に書こうとされていたのではないかと感じました。
そういう人達が拓郎さんの周りに集まり広島フォーク村やダウンタウンズや形を成して行ったのだみたいな方向性で書き始められていたんではと感じていました。
でも途中からその部分がどっかへ行ってしまったような気がしました。
サキさんがご指摘されるような部分等物語の幅を広げるためなのか時代背景の説明の為だったのか、そういう部分が本編との関連性からかけ離れて感じられ・・・
この本の元は「文芸ポスト」に連載されていたのですが、いろいろあったのか一度連載が飛んで最後は焼付け刀みたいな力ずくみたいな感じで終わってしまったという印象を持っています。
その後、その連載に加筆修正等々をし発売されたものです。最後のほうは「文芸ポスト」の連載とはかなり違っていたような気がします。
僕は田家さんを初めて認識したのはこの番組でして
http://www.youtube.com/watch?v=IDbFW9JRhQ8
それまで全く存じ上げず一体このインタビュアーの人は誰?って印象だけが強く残っただけでした。ニコニコしてソフトな感じの方だなぁって感想でした。
その後、90年代から今日に至るまでずっと拓郎さんサイドにいらっしゃる偉大なお方である事は言うに及ばないでしょう。
僕は90年代に知り合ったファンの方が「タケサン、タケサン」と事ある毎に言われるのをなんの事なんだろうって暫く判らなかった。
「タケサン=田家秀樹さん=あの番組のインタビアーの方」と認識するまで時間が掛かったという不届きものです。